エステティックという美容法は、約200年前、ヨーロッパで誕生し育ってきました。
フランスでは、髪の毛を扱う部門はコワヒュールと呼ばれ、髪の毛以外の基礎的な美容をエステティックまたはソワン・エステティックといいます。
ヨーロッパで生まれ育ったエステティックが日本に伝えられたのは明治時代。アメリカから伝わったフェイスマッサージが始まりといわれています。
それまでは、顔を洗ったり洗顔したりというくらいの手入れ法しか日本にはありませんでした。
1899年(明治38年)11月、理美容師の芝山兼太郎氏が、アメリカ人の生理学者、Dr・W・キャンプ・ルーからフェイスマッサージの技術を学び、横浜の理美容室でメニューのひとつとして取り入れたのが最初です。
このフェイシャルマッサージは、筋肉の走行、流れに沿った求心的な手法で、現在でも行われている日本のフェイシャルマッサージの基礎ともいうべきものでした。
第二次世界大戦後の1952年、父である柴山兼太郎氏の後を継いだ柴山みよか女史がフランスで学んだ本場のエステティックをもとに、フェイシャルエステ他の技術を提供するサロンを開き、「エステティック」という言葉も生まれましたが、一般に普及するまでには長い歳月を要しました。
私がエステティックの仕事に従事した1980年前後はやっとエステティックが日本に根付き始めた頃で、まだまだ「エステテックサロン」や「フェイシャルエステ」もいまのように市民権を得ておらず、わかってもらうのにとても苦労したことを思い出します。
今や、アロマテラピー、スパ、整体、化粧品販売店などいろいろな形態のサロンがありますがその発祥はやはり「フェイシャルエステ」だったといえましょう。
普通肌はいつもよい状態にあり、皮脂や水分の補給も十分で、常にトラブルもなくそれを維持するための手入れをして健康で美しい素肌を保たせることができます。
乾燥肌は、油分か水分、またはその両方が不足している。手入れをすることによって、皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌を促進して乾燥状態を改善し、また肌を滑らかに保つのに必要な水分を保持できるようにします。
老化した肌は普通たるんで、ちりめん状になり皮膚に大小の溝があります。手入れをして、溝を作りにくくします。
脂性肌は、皮脂の分泌が過剰で、トラブルがある場合とない場合があります。手入れをして、皮脂の分泌を良くし、トラブルをなくすようにします。
表皮下の小さな毛細血管の拡張が特徴です。手入れをして毛細血管の壁を丈夫にして、肌がケアさせるのを助けます。
一部が乾性で,一部が脂性の肌、または両方の性質が複合した肌です。手入れをすることにより、皮脂腺の働きを良くし、肌を健康にするのを助けます。
乾きすぎたり、脂分が多すぎたりせず、正常に働いているように見える肌。
通常、特別な手入れが必要とするトラブルはない。
この状態を維持するための手入れを行って健康な素肌美を保つことができる。
本来、乾燥肌は皮脂分泌の少ない肌のことですが、これが手入れ不足によって荒れ肌になりやすいので、乾燥肌と荒れ肌を分けて考えなければなりません。
ビタミンAの不足で、角質が不正常になり角質がうろこのようにはがれるのが目立つ肌もあります。
肌を滑らかにする皮脂を分泌する皮脂腺が不活発だと、肌はしばしば乾燥します。
スキンケアトリートメントや家庭での手入れは、皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を正常化することを助けます。
1.皮脂分泌不足の乾燥肌(オイルドライ)
このタイプの肌は、乾燥の部分と脂性の部分があり、別々の手他入れをしなくてはなりません。
濃厚なクリームはときとして皮脂の分泌を妨げます。皮膚の自然に分泌する皮脂は、濃厚なクリームを塗るよりずっと効果的です。
皮脂腺を刺激して、肌を滑らかにするのに必要な皮脂を補給できるようにすることです。
2.水分不足(乾燥した)の乾燥肌
脂分は十分な量があっても、皮膚の水分不足で乾いていたり、薄皮がむけていることもあります。
乾燥肌は多くの場合、身体の自然な老化現象に起因しています。
年を取るにつれて身体の作用が遅くなり、細胞も若いころのように新陳代謝が活発でなくなります。皮膚の老化には次のような原因による違いがあります。
脂性肌の原因はいろいろな要因が重なっています。