プラセンタとは胎盤のことで、胎児の発育成長のために必要不可欠な組織です。
母親のお腹の中でわずか数ヶ月の間に、1個の受精卵を完全な生体に育て上げるという驚異的な働きを持った組織です。したがって胎児の成育発達に必要な各種栄養素がこの組織に集中し、また、たくさんの生理活性物質が産生され蓄えられています。
哺乳動物は出産直後に自らの胎盤(プラセンタ)を食べてしまいます。これは肉食動物ばかりではなく、草食動物にまで見られる行為です。胎盤(プラセンタ)には出産により低下した体力を速やかに回復させ、また、乳汁分泌を促進させる作用があることを本能的に知っているのではないかと考えられています。また、牛に、プラセンタを与えると牛乳の出が良くなったり、ニワトリでは産卵数が増えるといった現象も数多く認められています。
胎盤(プラセンタ)は現代科学によって幾度のメスが加えられいろいろな事実が判明していますが、それはごく一部のことであっていまだに知らざれる部分の多い、偉大でかつ神秘性を秘めた組織なのです。
母親の子宮の中にいる胎児は、自分で呼吸はできません。そこで、プラセンタが胎児の変わりに呼吸をしています。プラセンタが母体の血液から酸素を受け取って胎児へ供給し、胎児から出た炭酸ガスはプラセンタを通じて母体血中に排出されます。
胎児の成長に必要なたんばく質を合成したり、エネルギー源として必要なブドウ糖を蓄えたり必要に応じてエネルギーに変えたりします。

胎児から産出された老廃物はプラセンタを通じて母体に送られ、処理されます。プラセンタが胎児の腎臓として働いているのです。
プラセンタは、妊娠を維持し胎児を発育させ出産時にも欠かせないホルモンを作ります。そればかりではなく、母体や胎児のホルモンのコントロールもする大切な役割を果しています。
自分自身で免疫力を持たない胎児が、病原菌や毒素等に侵されることなく無事出産されるのは、何かの防御機能が働いているからです。免疫物質や抗体が母親の血糖から送られてきたり、プラセンタで作られたりしているからです。いずれにしても、病気などに対する抵抗力はプラセンタを介して与えられます。
以上、主なプラセンタの役割を挙げましたが、プラセンタの役割はこれ以外にもいろいろと重要な役割を果しています。つまり、プラセンタは胎児の生命を維持しながら成長させるのに不可欠な器官であり、胎児の生命の源なのです。
文明を持つようになった人間は動物と違って、出産直後にプラセンタを食べてしまうということはしませんが、母体内から排出されたあとでも失われないその不思議な働きには昔から着目してきました。
中国では「紫河車」(しかしゃ)という名で産後の回復を早めるために服用されるほか催乳、強壮、強精目的に使われています。「紫河車」の歴史は古く、明の時代に編纂された『本草綱目』という薬物書に登場しますが、すでに秦の時代に始皇帝は不老長寿薬として珍重していたといわれています。あのクレオパトラやマリーアントワネットも永遠の美を求めてプラセンタを愛用していたことも有名です。
他にも朝鮮の医学書『東医宝図』や各種の本草書にも、プラセンタの効果が記されています。これらに共通して書かれていることは、肉体的・精神的な疲れや衰えに効果があるということです。服用の仕方は、乾燥させて粉末にしたり、酒で煮込んだりしていたようです。
日本では加賀藩の三大秘薬のひとつである「昆元丹」(こんげんたん)に処方され、やはり不老長寿薬として使われていました。
このプラセンタを本格的に医薬治療分野で利用することを可能にしたのは、ソ連のオデッサ医科大学のフィラトフ教授が皮下に冷凍ヒト胎盤(プラセンタ)を埋没させる組織療法を行い、瘢痕収縮や胃潰瘍に効果があることを発見したことに始まります。
さらにプラセンタの抽出物(プラセンタエキス)は皮膚病、消化器潰瘍、神経炎、更年期障害、リウマチ性疾患、噂息など多岐にわたる疾患に効果のあることを報告し、この業績によって1945年、ノーベル科学賞に匹敵するといわれるレーニン賞を受賞しています。

以上のような作用によりプラセンタエキスは、
次のようなトラブル肌にも効果的です。
皮膚が本来持っている機能をたかめて若い頃の皮膚に近づけていく、
それがプラセンタエキスです。
個々の細胞の働きを活発にし、組織の代謝を盛んにして細胞の老化を防ぎます。
皮膚の末梢血管の血行を良くして、栄養、酸素を補給し二酸化炭素・老廃物の除去をスムーズにします。
紫外線や外敵による炎症を抑えます。したがって日焼け、雪焼け、カブレなどによる皮膚の炎症を予防し、鎮め、回復させて、しみ、そばかすができるのを防ぎます。
アレルギーを抑える作用と皮膚の抵抗力を高める作用がありますので過敏症の方でも安心して使えます。
皮膚を構成している細胞は常に生まれて死んでいます。停滞してしまった皮膚の細胞の機能を高めるとともに、細胞分裂を促して美しい肌を作ります。
皮細胞を酸化してしまう悪玉酸素=活性酸素を取り除きます。活性酸素はメラニンの生成を急速に増大させたり、不飽和脂肪酸を過酸化脂質にさせたりして、皮膚の老化やにきびの悪化の大きな原因となります。
しみ、そばかすの原因であるメラニン色素の沈着を防ぐ作用があります。
老化した角質は脂腺口、汗腺口を詰まらせることがあります。この老化角質を融かし、ナチュラルなピーリングにより新陳代謝をスムーズにします。
天然アミノ酸が角質の水分を保持し、潤い、張りのある肌にして老化を予防します。